金沢最後の夜に、宿題を出しておいたすし屋の板さんのところに食事に行った。宿題はと言うと寿司ネタの魚名”柳八目”の由来は何なのか?という宿題を出しておいたら、一応聞いたらしく答えてくれた。柳とは柳の葉みたいだからと・・・。え~っと思ったが、宿題を忘れないでやってたことに免じて許してやった。金沢のほうではメバルのことを柳八目(やなぎはちめ)と言うらしい。
リンクからネットで調べてみよう。今夜もおいしい寿司に満喫、気分よくホテルに戻り軽く呑んで寝た。翌日は近場の兼六園だ。この日は市内観光なので、北鉄の城化まち金沢周遊1日フリー乗車券500円を購入。
兼六園で見たいものがあるので楽しみに行って見た。兼六園の入園料18歳以上は310円だが、65歳以上シニアの入園料は無料。しかし見たいものを受付に聞いてみると聞いたことがないとの返答、成巽閣(せいそんかく)にあるのではと・・・。後で行ってみることに。外国の観光客の方非常に目に付いた。
根上りの松
その中で変わった松の木が目に留まった。根が土の上に盛り上がっているではないか。写真をパチパチ撮っていると女子高校生が何やら説明をしている。この松の木をノートにイラストで書いてあるものを見ながら、他の高校生に説明をしている。てっきり同高校の授業の一環で案内をしてると思いきや、東京の高校生にボランティアで説明をしているとのこと。いい交流をしていますねエ~。この根上りの松は、土を盛って根が出てきたところで、土を取り除いて作ったとのこと。他県では自然に出来る根上がりの松もあるらしいが、縁起がよいと手を合わせに来る人も多いと言うことだ。
今回は時間がなく金沢城の石垣めぐりが出来なかったが、珍しい野面積みを写真に収めてみた。石の積み方は、他にもいろいろあるようだが、代表的なものに切り込みはぎ(金沢城の高い石垣に使われる)、他には打ち込みはぎなどある金沢城の石垣めぐりに、今度行ったときにはしてみたい。
扁額『一口残』
成巽閣に行って見ることに、探しているものを受付で聞いてみる。扁額で『一口残』と言う文字が書かれたものがここに置かれていませんか?するとありますが、展示はされていないが成巽閣の案内冊子(有料)を見せてくれ、これですかと教えてくれた。そうだ30年前に見たものと同じだ。書いた人は誰だか分からないが、116歳とだけ記入がされている。私は、長生き出来る秘訣は「食事は腹八分ぐらいにする」と良いのだと理解をしてきた。しかし下記の須藤さんが書かれたところによると、あの扁額のことについて『「一口残」ということは,日常の食事の際せめてその一口分は残して無縁仏のご供養にあてる,という禅の心を伝えるものであり,腹八分にて足るという意に通ずる由を,佐藤氏に教えられて以来,これを北陸を偲ぶ自らの机案銘の第一位に据えている。』と書いてあった。元北陸財務局長 須田鐘次郎さん(30年前その扁額の写真が出ていたリーフレットがあったのだが!見つけたらUPします。)
金沢21世紀美術館